サーバー間(S2S)コンバージョントラッキングを利用すれば、Taboolaピクセルをインストールすることなく、複数のコンバージョンを追跡することができます。こうしたコンバージョンの例は、サインアップや購入など、Taboolaのキャンペーン素材をユーザーがクリックした後に発生する、モバイルアプリのインストールやポストインストールイベントがそれにあたります。
コンバージョントラッキングは、ユーザーがアプリやウェブサイトで取っている行動を深く把握するのに役立ちます。また、広告のインパクトや回収率の測定、状況に応じたキャンペーンの最適化が可能になります。
第三者アプリ分析パートナー
またTaboolaでは、モバイルアプリのコンバージョンを追跡のために、S2Sトラッキングを可能にする第三者プラットフォームと統合されています。
Taboolaは以下のパートナーを含むその他アプリ分析パートナーと直接統合しているか、互換性があります:
- AppsFlyer
- Tune
- Adjust
- Branch
S2Sコンバージョントラッキングを使うと何が追跡できますか?
S2Sコンバージョントラッキングを使えば、TaboolaのBackstage(バックステージ)上で最適化したいと考えているアプリやウェブサイトの様々なユーザーインタラクションの追跡可能です。また、S2Sトラッキングを使って複数のコンバージョンファネルを表示することができます。以下にその例をご紹介します。
- ダウンロード - App Store(iOS) やGoogle Play(Android)などからのアプリのダウンロードを追跡できます。
- アプリ内イベント - アプリでユーザーが一定のレベルに達したとき、あるいはインストール後に何かを購入したときなど、ポストインストールイベントを追跡できます。
Backstageレポートではコンバージョンはどのように表示されますか?
Backstageイベントでは、すべてのコンバージョンを見ることができます。単一のアカウントで、S2SとTaboolaピクセルトラッキングの両方のコンバージョンでレポートを作成することができます。
それぞれのコンバージョンルールで、コンバージョン数、CVR、CPA、コンバージョン値を追跡できます。詳細は コンバージョンのトラッキングとレポート、および キャンペーンレポートをご覧ください。
はじめる準備はできましたか?S2Sコンバージョントラッキングを実装するには、以下の説明をお読みください。
S2SトラッキングをTaboolaキャンペーンに追加する。
ユーザーがコンテンツをクリックすると、Taboolaがクリック値であなたのサーバーに通知します。
Taboolaの {click_id} マクロをTaboolaキャンペーントラッキングコードに追加する必要があります。これにより、サイトまたは第三者プラットフォームに送信された値が追加されます。
関連ユーザーがコンバージョンを発生させると、Taboolaにコンバージョン情報を送るポストバックURLに {click_id} 値が含まれ、Backstageレポートに反映されます。
Backstageで:
- キャンペーン管理 ページにアクセスします。
- +新しいキャンペーン をクリックするか、既存のキャンペーンを編集します。
- キャンペーンページで、ページの下にある トラッキング セクションにアクセスします。
- 「{click_id}」と同等に設定されているトラッキングコードにパラメーターを追加します。コンバージョンはそれなしでは記録されません。 使用するパラメーターにより、この値を記録できます。また、後でポストバックURLに追加してコンバージョンの属性を設定できます。 これはアイテムレベルでパラメーターとして追加することも可能です。URLパラメーターの追加方法についての詳細は こちらをご覧ください。
モバイル測定プラットフォーム(MMP)の場合: 第三者プラットフォーム専用のパラメーターを使って、{click_id}と同等に設定します。 多くの第三者プラットフォームでは、パートナーとしてTaboolaを選択した時点で生成されるクリックトラッカーにすでに追加されています。詳細はプラットフォームの文書を参照してください。また、わたしたちのマクロを通じてサイト・素材・その他のデータを引き渡すために追加する他のパラメーターについても、そちらを参照してください。
S2Sコンバージョンの作成
注意: すでにBackstageへイベントを送ったかどうかを確認し、時間も節約するために、アクティブタブをショートカットとして使用することができます。詳細は こちらをご覧ください。
- S2Sトラッキングでコンバージョンを定義するには、Taboolaピクセルメニューにアクセスし、コンバージョンを選択します。ここでは、既存のコンバージョンの閲覧、およびTaboolaピクセルやS2Sトラッキングからの新しいコンバージョンを設定・定義することもできます。S2Sでコンバージョンを追跡する場合、ピクセルの実装は不要ですのでご注意ください。
- 新しいコンバージョンをクリックして、新しいコンバージョンを設定し追跡を開始します。
- コンバージョンタイプにイベントを選択します。
- ポピュラーまたはカスタムのいずれかを選択し、関連フィールドをすべて入力します。詳細はコンバージョンのトラッキングとレポートをご覧ください。イベント名のフィールドの値をメモしておいてください。次のステップで使います。
重要事項: ここにあるコードはS2S用ではありませんので無視してください。次のステップでポストバックURLを使ってください。
- コンバージョンをトラッキングするには、 コンバージョンのイベントコードではなく、 ポストバックURL を使用します。 ポストバックURLはサーバーのバックエンドにあり、Taboola関連のイベントでのみ稼働します。 Backstageで作成されるコンバージョンそれぞれに対して新しいポストバックURLを作成してください。下記の各値に対応するよう、下記にハイライトされた値は変更する必要があります。
https://trc.taboola.com/actions-handler/log/3/s2s-action?click-id=CLICK_ID&name=EVENT_NAME
- CLICK_ID– Taboolaユーザーのクリックで生成されたクリックIDを追加するマクロと置き換えてください。Taboolaマクロは使用されるべきでは ありません 。このマクロは内部テクノロジーに特化されたものになります。このマクロは、コンバージョンをこの初期クリックと結びつける、キャンペーンのトラッキングコードに実装された {click_id} マクロにより 生成された 同じ値を追加します。
- EVENT_NAME - Backstageで対応するイベント名の値と置き換えてください
モバイル測定プラットフォーム(MMPs)の場合: 多くのプラットフォームでは、それぞれのコンバージョン用にポストバックを作成する必要はありません。このプラットフォームで対応するイベントにそれぞれのコンバージョンのイベント名の値を追加し、それらがTaboolaに送られているかを確認するだけです。
オプションパラメーターの追加
さらに詳しくコンバージョンを把握するために、ポストバックURLに追加のパラメーターを付加することができます。
https://trc.taboola.com/actions-handler/log/3/s2s-action?click-id=CLICK_ID&name=EVENT_NAME&revenue=REVENUE_HERE¤cy=CURRENCY_HERE.
- (オプション) REVENUE_HERE - REVENUE_HEREを定数または関連マクロと置き換えてください。整数またはカンマのない10進数でなければなりません。
- (オプション) CURRENCY_HERE - CURRENCY_HEREを使用する通貨名と置き換えてください。対応している通貨は次の通りです: イスラエルシェケル、英ポンド、米ドル、ブラジルレアル、ユーロ、インドルピー、日本円、韓国ウォン、人民元、ロシアルーブル、オーストラリアドル、カナダドル、香港ドル、メキシコペソ、ニュージーランドドル、シンガポールドル、タイバーツ、トルコリラ、南アフリカランド。
モバイル測定プラットフォーム (MMPs) の場合: プラットフォームの関連するコンバージョンそれぞれに対してこのデータをTaboolaへ送信する機能を検索してください。
重要事項!
これらのステップを完了してもBackstageレポートが内部レポートと一致しない場合は、Taboolaアカウントマネージャーまたは support@taboola.com へ連絡してトラブルを解決しましょう。